青果物の包装袋を販売しているベルグリーンワイズ。2023年度は3名の新入社員が入社しました。
今年度は新入社員研修の一環として農業体験を実施!これは新しい試みになります。
この研修を通して伝えたかったこと、そして実際に新入社員が感じたことはどんなものだったのでしょうか。今回はそんな研修の裏側の想いについてご紹介します。
体験してみて初めて分かること
今回ご協力いただいたのは、ベルグリーンワイズのお客様であるyaotomi農園様です。愛知県の南知多に自社農園をもたれ生産を行っていらっしゃいます。yaotomi農園様の農園にて、土の中から抜いた玉ねぎの根や葉っぱをはさみで切る収穫作業の体験をさせていただきました。とても広い畑、そして一直線に続く玉ねぎの列を見て「こんなに量がある…」と、新入社員は圧倒されていました。また、畑には日陰がないので暑さと闘いながらの作業になります。
体験を終えた新入社員に話を聞いてみると、「1時間ほど作業して少ししか進まず途方に暮れた」「座って行うため楽な姿勢がとれず辛かった」など、実際に自分が作業してみたからこそ分かる大変さを実感したようです。また、大変さを実感した分、ベルグリーンワイズとして自分たちには何ができるかと考えるきっかけにもなったと思います。
研修を通して伝えたかった私たちの役割
新入社員の研修に農業体験を入れたのは今回が初めてです。研修として入れた理由は、事業ビジョンを実現していくため。ベルグリーンワイズは「産地から消費者までを結びつける役割を担う」というビジョンを掲げています。そのためには、まずは産地の現状や生産する現場のことを知っている必要があると感じたため、具体的な活動として農業体験を実施しました。ベルグリーンワイズでは産地支援という言葉を使うことがあります。そこに貢献できる会社になっていくためには、産地にはどんな課題があって何に困っているのかを知ることが必要不可欠になります。そのことを伝えたいという想いが今回の研修には込められています。研修担当者は、農業体験を通して現場での肌感覚を知ってもらいたかった、今後は生産する現場のことも知ったうえでの寄り添った提案が必要になっていくことを伝えたかったと話します。中には、最初の研修の段階で農業の大変さを知ることができて良かったと話す社員もおり、研修担当者の想いが伝わった研修になったのではないでしょうか。
農業体験がもたらしてくれた気づき
この農業体験の後には、売り場に並んでいる野菜を見に行くためにスーパーへ。今までは何気なく見ていた売り場の野菜もきっと見え方が変わるはずです。さらに後日、自分たちが野菜を売り込む側だとしたらどんな風に提案するかというテーマでプレゼンをする研修を行いました。お題の野菜はケールだったそうですが、ケールは土の中に根を張る野菜です。販促用のPOPにキャッチコピーとして「生産者の足音を聞いて育ったケール」と入れる提案をしてくれた新入社員がいました。これは実際に畑を歩いてみたからこそ思いついたキャッチコピーではないでしょうか。農業体験を行った結果、生産者側の視点も含まれたプレゼンとなったようです。このように、その後の研修にも活かされ、多くの学びと気づきをもたらしてくれた農業体験研修となりました。
実際に産地に行き農業体験をしたことはきっとこの先も記憶に残っていくでしょうし、今後仕事をしていく中で活かすことのできる貴重な体験だったと思います。
今後、新入社員のみなさんにはこの体験をいつまでも忘れず、お客様に寄り添った提案や支援をしていってもらいたいと思います。
今回ご協力いただいたyaotomi農園様、誠にありがとうございました。