事業会社代表より、皆さまへご挨拶です。
あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引立てを賜わり、厚く御礼申し上げます。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
「時代の転換点だ」「価値観が大きく変容した」などの言葉をよく耳にします。多様性と包摂性が時代の大きな潮流となり、ビジネスと人権にかかわる問題や、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた動きなど、コロナ危機以前から時代はすでに変化のきざしを見せていました。コロナ危機は、その変化を決定付けたのではないでしょうか。
「もっと成長を!」「もっと消費を!」と常に成長を追い求め、大量生産・大量消費・大量廃棄の商品経済を推し進めてきた世界。そこから生み出された超巨大格差、社会分断のますますの拡大、気候変動、度重なる新しい感染症の発生、さらには世界各地での軍事的緊張の高まりなど、さまざまな要因が絡み合うことで経済的・社会的・政治的リスクが拡大しています。
このような時代背景の中で、私たちベルグループも変革の時にきています。私たちは何を価値として何を提供できるのか?これまでに培ってきたベルグループらしさをベースとして、それぞれの事業が存在する意義を改めてしっかりと見つめ直し、それぞれの掲げる「事業ミッション」の実現に向けて日々活動することが社会の公器として貢献できる会社になるのだと考えています。
私たちの根本には、グループ経営理念の中に創業来変わらない会社の目的として位置づけている、関わる人の幸せを持続的に実現しようとする想い、長期的な視点で物事を考え、未来を創造しようという想いがあります。ベルグループの社員一人ひとりが、この目的を実現していくプロセスで、それぞれの持つ知恵と熱意を発揮し、自分らしさを見つけ、仲間とともに成長していくことこそ、事業が社会につながる力強い一歩になっていくはずです。
2023年が明るい一年となることをめざして、ベルグループ一丸となってみなさまとともに進んでいきます。本年も宜しくお願い申し上げます。